2012年5月 のアーカイブ

鯉、三千

2012年5月14日

正しくは、3500。熊本県北東端に位置する杖立川の渓谷に沿う杖立温泉になびく鯉のぼりが圧巻である。湯量が多い渓谷に和風旅館からの湯けむりが白くのぼり、心落ち着く温泉集落景観を楽しんだ。


最近はよくこのように川でなびく鯉のぼりがみられるが、ここ、杖立川が元祖とのことだ。このGW、家族で宿泊してきた。

渓谷に なびく三千 鯉のぼり

詠んだ句を、五十嵐哲也先生の特選に選んでいただきとても嬉しい。

二泊目は、荒城の月の舞台である竹田を経由し、高千穂峡へドライブした。春高桜の花の宴・・滝廉太郎は少年時代に竹田に住んでいたことがあるそうだ。

荒城の 庭に響くは ほととぎす

ほととぎすかな、と思ったのだが、違うかな?実はまだ本物を見たことがない。

高千穂は、神の降りし神話の里。一緒に行った両親は、子供の頃に学校で神話を学習したとのことで、神様の話にとても詳しく驚いた。我々の世代は、おとぎ話のようにとぎれとぎれにアマテラスオオミカミやスサノオノミコトたちの小話を知るだけ。神武天皇につながるとされる古事記の全容をダイジェストで垣間みたのは初めての体験だった。高千穂神社での夜神楽では、天の岩戸開きを鑑賞した。

神舞いし 岩戸の山に 若葉萌ゆ


阿蘇山から流れ出た溶岩を川が浸食して出来た深い峡谷はそそり立つ岩石が勇壮で神秘的である。早朝から並んでこのボートに乗ってきた。日が高ければ滝に虹がかかる。早朝では残念ながら虹の撮影は無理であった。

花が美しく苺の美味しいころに

2012年5月13日

花が美しく苺の美味しい大好きなこの季節に、誕生日がやってきます。谷眼科医院17周年を祝って六甲道のイタリアン「レット」で食事会をした際、ちょっと早めのバースデーをスタッフたちがサプライズで祝ってくれました。食事の最後に室内の照明が突然暗くなり、あらっと思ったらシェフが特別に手作りで苺がたくさん乗った誕生ケーキが登場。毎回違った趣向でびっくりさせてくれるスタッフたちに感謝感謝!



自宅の回りに植えた花たちも次々に見頃を迎えています。これは、紫蘭。


昨年華道の先生にいただいた苗が育って紫の可憐な花を咲かせました。紫蘭の偽球茎は白及(びゃくきゅう)と呼ばれ、漢方薬として止血や痛み止め、慢性胃炎に用いられるとか。

それから、クリスマスローズ。


クリスマスのころに開花する種が名前の由来だそうですが、日本の園芸市場では多くの品種が春に開花するそうです。花に囲まれて、苺の誕生ケーキをいただける5月は素晴らしい月。今年も幸せな5月を迎えられて、皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。